おはようございます。今日も神戸からお届けしています。
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この4月から京都橘大学 健康科学部心理学科 通信教育課程に所属して、仕事の傍らゆっくりと心理学を学んでいます。5年ほど前から社会心理学領域への関心が徐々に高まり、コーチングのプロ資格を取得→更なるレベルとして原理・原則からもっかい学ぶか、と思ったのが出願の大きなきっかけになりました。毎日Todoistから「京都橘のオンライン講座を受ける」と通知が来て、ヒーヒー言いながらも楽しくレポートを書いたり小テストを受けたりしています。この感じ、懐かしい。
発達心理学や感情・人格心理学の講座が思いのほか面白く、人間理解が進んでいます。その中で出てきたテーマの一つが、「筆記による開示がいかに健康増進に繋がるか」つまり、書くことのウェルビーイングです。ジャーナリング(頭の中に浮かんだことや自分が思ったことなどをとにかく書き出していくこと)が「書く瞑想」として注目されたりしているので、ご存じの方も多いかも知れません。内容はざっくり↓です。
正直に申し上げて、このニュースレターは私自身のためのものです。考えたことや感じたことを書きだし、纏めることで、自分自身の状態を安定させたいと思っています。The Forward vol.3『書くことの効用』で小説家の貫井徳郎さんが、誰の依頼がなくても文章を書き続けるだろうとおっしゃっていました。私も、例え読んでくれる人が1人もいなかったとしても週1回のこの取組みをやめないだろうなと思います。(読んでもらえないかも知れないという思いを抱えつつ書くのが『手紙』だろう、と思っています)
↑の雑誌の中で、為末大さんが、アスリートにとっての『書くこと』と身体感覚の繋がりについて書かれている文章があるのですが、とても良かったです。最近プロテニスの試合をよく見るのですが、ゲーム間の休憩中に小さなノートや本を読んでいる選手がいてびっくりします。あれも一つのルーティーンなのでしょう。
SlackやTeamsのチャットに書き込んだり、フォルダにたまったメールに返信をしていくのも良いですが、もっと自由に、正直に、思うままに書く人が増えるといいなと思っています。巧拙は二の次で、まずは熱量なはずで、そこに愛と想像力が加われば言うことはありません。活版印刷、インターネットを通じて世界に開放された書き言葉という文化・歴史を、私たちはもっと愛せるはずだと信じています。
(そんな想いで公開往復書簡メディア・コレスポンデンス、やっています。)
✏️読んだ/読んでいる
📃記事
僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった:改めて読みました。めちゃくちゃいい内容。→"「頭がよい」というのは単に、「とても多くの時間と汗を費やしたので、難なくやっているようにみえるまでになった」ということを言い換えているに過ぎないからです。" (b.log456, link)
2022年下半期 しいたけ占い:7月はちょっと休ませて頂きます。 (vogue girl, link)
リモート特化型の都市が生まれるかも知れない:米国労働人口の40%が何かしらの形でリモートワークに関わるとされる中で、新しい都市モデルが生まれるはずだと南カリフォルニア大教授が述べています。日本のWoven CityやサウジアラビアのNeomなどが例として語られています。 (futureparty, link)
骨粗鬆症治療薬が卵巣がんリスク低減に使える可能性:ビスホスホネート、そんなところに効果が。 (Good News Network, link)
遺伝子医療治療の副作用?髪の色が変わる:遺伝子レベルでの変化が起きていることの証明だと研究チームは言います。 (The Atlantic, link)
パリの一流料理人は緑を求める:パリが食の中心地だったのは食材ではなく文化に由来するのであって、料理の本質に迫ろうとするシェフはあえてパリを離れるんだと。この動きはコロナ禍で加速したと。 (bbc, link)
シリコンバレーから広まった誤りの上司像:暗号通貨暴落の中で揺れるCoinbaseのCEO・Brian ArmstrongのSNS上での振る舞いが話題です。イーロン・マスクの二番煎じボスは米国でも歓迎されていないようで。 (the Atlantic, link)
クリフバーがついに買収される:書籍『レイジング・ザ・バー ~妥協しない物つくりの成功物語』ファンの私。また顛末をどこかのインタビューとかで読みたい。 (bloomberg, link)
豪州新財務長官がGDPのアップデートに挑む:野党時代から”Well-being”をベースにした経済指標の必要性について発言していたJim Chalmersが連邦財務長官に着任。2019年にニュージーランドで導入された予算プロセスを参考に新たなアプローチを模索するようです。 (the conversation, link)
これから「飛行船」の時代が来るかも知れない:飛行機ではなく、浮力そのものを利用するんだと。1号機は今年後半に初飛行予定。 (bbc future, link)
知識を詰め込みまくると、知識が勝手に動き出すようになる:その通り① (books&apps, link)
「いてもらった方が良さそう」程度で会議に呼ぶのは、無駄使いの最たるもの:その通り② (books&apps, link)
腸内細菌に関する楽しい研究7選:どれも面白い。 (ナゾロジー, link)
📙本
会社という迷宮 経営者の眠れぬ夜のために:クリーンヒットでスマッシュヒット。自分の向こう10年を決定づける1冊になりました。みんなでこれを読む勉強会・読書会をします(宣言)。この本が好きだ、という人とはもれなく友達になれると確信しています。 (Amazon, link)
人間主義的経営:↑と平行して読んで、日本とイタリアの経営観には何か近いものを感じます。海と山の自然、南北差が生み出す多様性、小さく分かれた街・村の文化、近隣に大国・強国を抱え続けてきた地政事情。もしMBAを取りに行くならイタリアにしよう。 (Amazon, link)
2084年のSF:ハヤカワから出ているご褒美アンソロジー。想像力を拡げるのにこんなにいい素材はないですね。 (Amazon, link)
東京決闘環状線:山手線各駅が高輪ゲートウェイ駅の利権を巡って戦う(ちょっとよくわからない)真剣なんだけどなんか笑ってしまう漫画。 (Amazon, link)
🎥観た/観ている
キリバス 大統領の方舟:海水面上昇で30-60年のうちに国土が沈みゆきキリバス。フィジーやニュージーランドが支援を発表していますが、土地と紐付いた文化はもう戻ってこないかも知れません。 (Asiandocs, link)
ラダック 氷河の羊飼い:ヒマラヤ山脈麓の高地ラダック地方の伝統的な農村でたった一人、数百頭の家畜たちと共に生きる女性は監督のお姉さん。とにかく良い。めちゃくちゃ良い。私ではなく私たちのことを思うと一番良いルートが見えてくるんだと。途中に出てくる大量子羊シーンがご褒美。 (Asiandocs, link)
笑わない数学 フェルマーの最終定理:ハードテーマを柔らかく表現するの、NHKはほんまに上手い。尾形さんの「別の紙に書けばいいじゃないですかぁ!?」はなんか笑う。襟部分に付いてるラペルピン素敵、欲しい。 (nhk, link)
ヒレンジャクとヤドリギ:先週のレターで取り上げた『ヤドリギの成分が人間の骨や皮膚を繋げる天然接着剤の開発に使えるかも!』記事を生物学博士号持ち知人に紹介したら反射で返ってきた動画。 (nhk for school, link)
📻聴いた/聴いている
Foovoラジオ 植物を活用してタンパク質を作る英Moolec Science|分子農業の代表格 :好きなポッドキャストの一つ。 (foove, link)
earth.fm:世界中の公園で録音した自然音を聴く。 (earth.fm, link)
🧩感じた/感じている
経営者だけではなく、人としても同じだ。→「経営者の覚悟と勇気を支えるのは、謙虚な懐疑心、純粋な向上心、豊かな想像力。」(経営という迷宮より)
技巧より熱量。
🍵今の関心事
22年度下半期しいたけ占いをどう解釈するか。
🥑活動報告
6/20月:東京出張1日目、移動の新幹線で会社という迷宮の続きを読む。Kindleハイライトを使いすぎで「シェアできる上限を超えています」とアプリに怒られる。それくらいの名著。うちのインターン生2名をコンサル業界で働く知人に紹介する夕ご飯会。こういう形で種をまく。向こう20年のどこかで何かに繋がることを祈りつつ。
6/21火:4案件のアウトプットを何とか3時間で仕上げて夕方に鍼を打つ。夜は猛烈忙しい方々と会食で、本と映画、ドキュメンタリーのお話し。グリーンブック、近々観ようと決意。こんにゃくと昆虫食の未来に魅せられる。
6/22水:午前中にとある経営者と壁打ち議論をして「自らの無意識に習慣をたたき込む」ことについて話す。神戸に戻る新幹線では1.5時間仕事、残り1時間で尊敬している経営者・編集者さんからおすすめされた「図書館の大魔術師」を読み始める。貴重。
6/23木:リサーチ案件で、北米の方に3ヶ月ぶりのがっつり英語インタビュー。自身のむちゃくちゃな発音・文法を自覚しながらも勢いで何とかする。眼前のリサーチ案件に完了目処が付いてきて嬉しい。チームで4月から気合いを入れている人材紹介業で少しずつ前進の兆しが見えてきている。大切なのは辛くても前に一歩を踏み出すこと。アフガニスタンの地震被害に寄付をする。この不安定な世界を必死に守るために、出来ることをする。
6/24金:夕方に採用面接をして、終わった瞬間からどうも体に異変を感じる。体温を測ったら38.5度。発熱自体が約5年ぶり。土日の行動予定を全てキャンセルして、早々に就寝。
6/25土:起きたら39.4度まで体温が上昇。コロナ陰性で一安心。体調が悪くなる度にポカリスエットに救われ、自然とロイヤリティが上がっていく。大塚製薬創業の地、徳島県鳴門市のほうに頭を向けて寝る。
6/26日:12時間睡眠で回復。すっぽり予定が空いた1日が久しぶりなのでゆっくり考え事+調べもの。
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今週もHappy Weekを✨✨