昨年7月に米国で公開、今年のアカデミー賞で13部門ノミネート・7部門受賞した話題作を観てきました。原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を、クリストファー・ノーラン監督が描いた3時間の大作です。
第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。
劇中では当然、ヒロシマ/ナガサキが登場します。直接映像としては…
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