先週出張で訪れた先に古い自販機があり「新札つかえます!」のステッカーが貼られている。水を買おうと意気揚々、新札の1千円・北里柴三郎をいれるが戻ってきてしまう。フロントで両替してもらい、野口英世を入れたら無事に読み込まれた。よく見たらこのステッカーもくたびれている。E千円券に切り替わった20年前に価値を発揮したポップだったのだ。
別の日にクライアント企業の若い女性とオンライン会議をする。「私、ベトナム帰りなんですよ」とおっしゃっていて、聞くとリフレッシュ休暇で1週間ダナンに旅行に行っていたらしい。羨ましいなぁという想いの横で、相手が高齢の米国人男性だったらこの言葉は全く別の意味を持ちうるなと薄ら考えていた。去年わたしが「実はイラン帰りなんですよ」と話し出したら、仕事相手の男性は固まっていた。歴史・文脈の複…
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