こーべ通信 Cobe Letters

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日記と論考:なぜ辞めないのか

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Nozomi Tanaka 田中志
7月 02, 2026
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📚日記

26日、金曜。『厳しいことを言う担当』

1週間の締め、毎週会議が多い曜日。社会インフレ系のお客さん。「やっと週末だ〜」と気が抜けがちの若手・中堅メンバーをがりがり締め上げるお仕事をする。以前一度だけ1対1お茶をした古屋星斗さんが新著『あの若手はどうして辞めないのか 変わる社会と変わらない若者の本音』を出すらしい。日々の実感をくすぐるいいタイトルだ。みんなどこに向かって仕事をしているのだろう。ただ給与をもらうために労働している感覚なのだろうか。理不尽な死や暴力に遭遇する可能性が最小化された現代日本で生きるには大変勿体ないしそうだと思うのだけれど。人間の数だけイズムがあるね。

お昼間、ランチの代わりに髪を切る。2ヶ月伸ばしっぱなしにしていたことを美容師さんからやんわりと注意を受けた。すみません。ばっさばっさと毛をしばかれながらおすすめグルメの話をする。姫路・甘音屋の和菓子がうまい、とおすすめされ即メモした。店主のブログも読み応えがある。やっぱり兵庫の中心は、明治期以降にぽっと出てきた摂津・神戸ではなく播州・姫路なんだと感じる。次、広畑のコートでテニスをするときにでも立ち寄ってみよう。

当社は開業以来、毎年「同業他社がやらない」ことを積極的に取り組んできた。
また「前年の成功は失敗に繋がる」として毎年変わった施策を打ってきた。「変わるために変わらず」。

今回は「変わらないために変わる」改革である。
和菓子を作り、お客様にお召し上がりいただき、従業員とお取組み先と共に航海をしていく為の改革である。

改革後の航海はまだ始まったばかりだが、「清々しい大きな風」を感じる。「どんな?」と問われると何とも答えようが無いが、とにかく今までにない「新しく大きな風」を感じ、舵をとっている。

そう「順風」という言葉がしっくりきそうである。
大きな風を受けて帆が膨らんだ船は大きく前に進み波を越えていく。しっかりと舵を握り前進していきたい。
「新しい大きな風」と共に。

午後、製薬企業とのプロジェクト定例会議。7月末までの3ヶ月プロジェクトを1人で担当しているのだけれど、大満足の進捗らしく、評価頂いている。「8月以降もぜひ…」とお声掛け頂いた。映えや盛りが蔓延るいま、いい仕事をするのが最大の営業になっている。私の時代だ。

ドラゴンボール、時間ができたら通読したい作品の一つ。

帰りに立ち寄ったコンビニ。雑誌棚の上を見ると、有名マンガの一巻ばかりが並んでいる。なるほど、インバウンド向けの記念販売か。電子書籍全盛でコンビニで紙本を買う人も少なく、なら海外の人向けにお土産として買ってもらう方が期待値が高い、という判断なのだと思う。しっかり商売をしようとしている店主さんだ。

、、、
27日、土曜。『金のただ捨て』

雨。ドラッカーのマネジメント、中巻を読み始める。表紙の言葉がいい。その通りだと思う。大人に真摯さを教えることはできない。真摯でない大人を、真摯にすることは不可能だと思う。不可逆な資質を採用観点にするのは合理的である。真摯な人と一緒にいよう。

マネジメントにできなければならないことは学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、初めから身につけていなければならない資質がひとつだけある。才能ではない。真摯さである。

radikoで1週間分のお気に入り番組をまとめ聴きする。創造性溢れるラジオネームをたくさん浴び、『金のただ捨て』という言葉が降りてくる。ただ捨ては将棋用語で、金は将棋の駒である。しかし金をただ捨てするシーンは少なく(むしろ格の高い飛車や角のほうが終盤に捨てる駒になる)、かつ繋げて読むと将棋用語というよりも現代における狂った振る舞いに読める不思議。金のただ捨て。きんと読むか、かねと読むかに人間性が出る。いつか使い途が生まれるだろうか。

、、、
28日、日曜。『救急車が集う場所』

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